おそうじ本舗の手残りはいくら?売上100万円の内訳を元オーナーが公開
おそうじ本舗に加盟すると、実際にいくら手元に残るのか。加盟を考えている人が一番知りたいのに、なかなか本当の数字が出てこないところだと思います。
ネットには「月商100万円なら手取りは6〜7割」と書いている記事もありますが、実際に加盟して営業していた僕の感覚とは、かなりずれています。この記事では、元オーナーとして、売上100万円の月に何がいくら引かれていくのかを、そのまま公開します。
結論:売上100万円でも、手元に残るのは半分以下
先に結論を言うと、売上がすべて本部からの紹介案件だった場合、100万円売り上げても、本部への支払いと材料費を引いた時点で40万円台しか残りません。しかもそこから、車やガソリン代、借入の返済、税金などがさらに出ていきます。
「月商100万円」という数字だけを見て加盟すると、実際の生活とのギャップに驚くことになります。
前提:僕のFC時代のお金の状況
- 開業資金:車も含めて、およそ400〜500万円
- 月の売上:平均すると80万円ほど
- ただし波が激しく、売れる月は150万円、売れない月は40万円ほどまで落ちる
平均80万円と聞くと安定して見えますが、月によって3倍以上の差があります。この売上の波については、別の記事でくわしく書く予定です。
売上100万円の月、何がいくら引かれるか
わかりやすいように、売上100万円がすべて本部からの紹介案件だった月で計算してみます。
チラシもまいているのに、売上がすべて紹介案件になるのはおかしいと思うかもしれません。でも、これは実際によく起こります。理由はこのあと説明します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 本部への毎月の固定支払い(ロイヤリティ、広告分担金、システム使用料など) | 約12〜15万円 |
| 本部紹介の手数料(売上の3割) | 約30万円 |
| チラシ代 | 約10万円 |
| 洗剤などの材料費 | 約4〜5万円 |
| 合計 | 約56〜60万円 |
| 残り | 約40〜44万円 |
ここまでで、すでに売上の半分以上が消えています。
ここからさらに出ていくお金
上の表に入っていないものにも、毎月お金がかかります。
- 車のローンやリース代、ガソリン代、駐車場代
- 保険料や通信費
- 開業資金を借りていれば、その返済
- 所得税や住民税、国民健康保険などの税金・社会保険
これらを払ったあとに残るのが、本当の意味での「手取り」です。売上100万円の月でも、自由に使えるお金は思っているよりずっと少ないというのが実感でした。
一番重いのは「紹介手数料3割」
内訳の中で一番大きいのは、本部紹介の手数料です。ロイヤリティなどの固定支払いは売上が少ない月でも同じだけかかりますが、紹介手数料は売上に比例して増えていきます。本部から紹介された案件は、売上の3割が引かれます。100万円を紹介案件で売り上げたら、30万円が手数料として消える計算です。
開業したばかりのころは、自分でお客様を集める力がないので、どうしても紹介案件に頼ることになります。でも紹介に頼るほど、手数料で利益が削られていきます。
ネットからの申し込みは「本部案件」になる
さらに見落としやすいのが、申し込みの経路です。僕が加盟していたときは、ネットの申し込みフォームから入った依頼は、すべて本部案件の扱いでした。自分の店の案件にできるのは、チラシや名刺に載せた自分の店の電話番号に、直接電話がかかってきたときだけです。
つまり、チラシを見たお客様が「一度ネットで調べてみよう」とスマホから申し込むと、その時点で本部案件になり、売上の3割が手数料として引かれます。チラシ代を10万円かけたのに、売上はほとんど本部紹介扱いという月が普通にあり、上の計算はまさにそういう月です。
ネットで申し込む人が増えるほど、普通に営業しているだけで本部案件の割合が上がり、手残りが削られやすくなります。加盟を考えているなら、申し込み経路ごとの扱いがどうなっているかを、必ず事前に確認してください。仕組みは時期によって変わることもあるので、ここで書いているのは僕が加盟していた当時の話です。
逆に言えば、自分で集めたお客様の割合を増やせるかどうかが、手残りを大きく左右します。同じ売上100万円でも、紹介の割合で残るお金がどれだけ変わるか、計算してみました。
| 売上100万円のうち紹介案件 | 紹介手数料 | 本部への固定支払い・チラシ・材料費を引いた残り |
|---|---|---|
| 紹介100%(100万円) | 約30万円 | 約40〜44万円 |
| 紹介50%(50万円) | 約15万円 | 約55〜59万円 |
| 紹介0% | 0円 | 約70〜74万円 |
※本部への固定支払い、チラシ代、材料費は上の表と同じ金額で計算した目安です。実際には、自分で集客するためのチラシや広告にも別途お金がかかります。
加盟説明会で見せてもらう収支シミュレーションには、この紹介手数料が入っていないこともあります。僕の場合もそうでした。加盟を検討しているなら、売上のうち何割が紹介案件になりそうか、その場合いくら残るのかを必ず自分で計算してみてください。
加盟前にやっておきたい3つの計算
- 売上の波を前提に、売れない月(売上40万円程度)でも生活できるか
- 紹介案件の割合ごとに、手残りがいくらになるか
- 開業資金の借入があるなら、返済を引いたあとにいくら残るか
平均の数字ではなく、一番悪い月の数字で生活できるかどうかを考えておくと、開業後に慌てずに済みます。
まとめ
おそうじ本舗の売上100万円は、すべて紹介案件なら、本部への支払いと材料費を引いた時点で40万円台しか残りません。そこから車や税金などが出ていくので、本当の手取りはさらに少なくなります。
手残りを増やす一番の方法は、本部の紹介に頼りすぎず、自分でお客様を集める力をつけることです。これは、僕がフランチャイズをやめて独立したあとにも、一番大事だと感じていることでもあります。
加盟を迷っている人には、こちらの記事も読んでほしいです。
おそうじ本舗への加盟をおすすめしない理由|それでも加盟してよかった元オーナーの本音
おそうじ本舗の廃業率は4年で約45%?元オーナーが見た実態と数字の読み方
おそうじ本舗の加盟検討から開業、やめた後のことまで、これまでの記事はまとめページで一覧にしています。
【まとめ】おそうじ本舗の加盟検討から脱退まで|元オーナーの体験記事一覧